日本の国石“ヒスイ”の産地でもある糸魚川。地球の歴史とともにさまざまな石たちが生まれ、この地は彩られてきました。糸魚川の壮大な自然とともに、石の世界をのぞいてみましょう。
日本で初めてヒスイが見つかった場所が、山あいにあるこの小滝川ヒスイ峡。5億年前に大地の奥深くでできた巨大なヒスイ原石を間近に見ることができます。ヒスイ色に彩られた神秘の秘境を、ぜひ体感してみてください。
ヒスイをはじめ世界各地のさまざまな石や鉱物、化石、そして日本列島が誕生した際の大地の溝“フォッサマグナ”など、地球の歴史を学べるミュージアム。大地や生命のダイナミックな世界を感じながら、地球の成り立ちに触れてみましょう。糸魚川で拾った石の鑑定や、化石の採掘体験も楽しめます。
国名勝に指定されている断崖絶壁の地。古くから北陸道最大の難所と言われてきました。平頼盛(平清盛の弟)の妻が、幼い子どもを連れてこの地に差しかかった際、子どもが荒波に飲み込まれてしまった悲しみを詠んだ歌が「親不知」の地名の由来とも言われています。“親知らず 子はこの浦の波まくら越路の磯のあわと消えゆく“
山の地すべりによってできた水深13メートルの池。自然豊かな高原にあって、一年中満々と水をたたえる風景は、偶然が重なってできた奇跡の美しさ。そこはまるで日本のスイス。